マンションを中心に、大学や美術館、住宅などの壁や床で使用される、タイルをつくる仕事です。当社のタイルの9割はオーダーメイド。あなたには、タイルの形を整えたり、模様を付けたり、窯で焼きあげたりといった工程をお任せします。1人あたりが担当するタイルは、だいたい1日3000～4000枚です。ベテランの職人が全工程を丁寧に教えていくので、ご安心ください。 【奥深いタイルの世界】 当社では、職人が一枚一枚手作業でタイルを加工しています。クレーターのような凹みがある『クレイマイスター』。釉薬（ゆうやく）をほどこして、部分的にこすり落とした『タウト』。他にも、『ハンドスクラッチ』、『クレイワーク』、『バサラブリック』など、様々な加工法があります。しかも同じ加工法でも、力加減、炎のあたりかたなどで、まったく異なる表情が生まれる面白さがあります。 【具体的な仕事内容】 ▼成形（5名） タイルの原料となる粘土づくりから。『土練機』という機械に粘土などを入れ、練る時間などを設定しスイッチON。ところてんのように押し出された粘度をパレットに乗せて、今度は『成形機』へ。タイル1個の大きさに合わせて、ピアノ線の位置を調整すれば、あとは自動的に指定した大きさに切断してくれます。 ▼加工（約7名） 粘土に表情をつける工程です。たとえば、表面に粉を擦り付けることで色むらを出したり、ひっかいたり、石で叩いたりすることで古レンガのような味を出したり、釉薬でツヤを出したりします。 ▼焼き（約5名） タイルを窯へ。1300℃の炎で焼きます。焼きむらをわざとつける、タイルの積み方のコツも入社後に教えていきます。 ▼選別（約6名） 焼きあがったタイルが割れていないかなど、目視で確認。色合いにかたよりが出ないように仕分けながら、箱詰めします。