測量、上水道施設の設計 〜測量業務〜 【現地測量作業】 地形測量では、測量機器（トータルステーション、GPS、レベル等）を使用して地形の高低差や距離を測定し、地形図を作成します。路線測量では道路や管路の中心線を設定し、縦断・横断測量を実施します。用地測量では境界確定のための境界杭の設置や面積計算を行います。 【データ処理・図面作成】 測量データをCADソフト（AutoCAD、Civil 3D等）で処理し、平面図、縦断面図、横断面図を作成します。座標計算や面積・体積計算も重要な作業です。 〜上水道施設設計〜 【基本設計段階】 需要予測に基づく施設規模の決定、取水地点の選定、浄水場や配水池の配置計画を行います。水質基準を満たすための処理フローの検討も含まれます。 【詳細設計業務】 管路設計では、管径・管種の選定、勾配設定、弁類・消火栓の配置を決定します。構造設計では、配水池やポンプ場の構造計算、耐震設計を実施します。機械・電気設備では、ポンプ設備、監視制御システム、非常用電源設備の設計を行います。 【図面・書類作成】 平面図、縦断面図、構造図、配管図等の作成に加え、工事費積算、工事仕様書、施工計画書の作成も担当します。 【現場管理業務】 工事監理では施工状況の確認、品質管理、安全管理を行います。竣工検査では性能確認試験や図面との照合を実施します。 これらの業務では、水道法や建築基準法等の法令知識、土木・建築の技術知識、CADや積算ソフトの操作スキルが必要となります。